Europe勝手に応援団ブログ

このブログはヨーロッパに暮らす日本人によるオムニバスブログです。ヨーロッパへの移住にあたって気になる手続き、現地の様子、お役立ち情報の他に、ヨーロッパにいるからこそ見える日本、ヨーロッパにいると見えない日本、そんな情報をお届けします。詳しくは「はじめまして」の記事をお読みください。http://europereiwa.livedoor.blog/archives/3744195.html

タグ:日本

無料PCR検査を受けてきました。
そのレポです。(1月中旬)

受けるのは義務でも何でもないのですが、私が受けて陽性だったら日本でずっと一緒にいた家族も陽性の可能性が高く、逆ならみんな陰性の可能性が高い、という判断基準になるかなーと思ったからです。日本の田舎に住む家族は、症状なしでPCR検査を受けることは難しいので…。

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PCR検査の時間経過↑↑ こちらの図がとてもわかりやすいです。出典の論文がちゃんと載ってるので信頼できます。
(日本入国の際に行われている抗原検査がいかに感染者を取りこぼす可能性が高いことがよくわかります…。)


検査をとにかくさせたくない人たちはどういうつもりなんでしょうね…。検査しても治るわけじゃない、意味がないと言ってる人たちは、がん検診することでがんが治ると思って健診受けてるのかな…。謎です。日本でも気になったらすぐ検査できる体制(そして病院で治療できる体制)を整えてほしいです(コロナ発生から1年たっていう事じゃないですが…それはつまり1年たってもなーんもできてなかったということですね。イライラ)


さて、本題!!

ウェブページはこちら↓↓


カテゴリが色々細かく分かれていてわかりにくかったです。
症状あり・なし
濃厚接触あり・なし
旅から帰ってきたか。安全国か。国内か。

など。
私は 「安全国(日本)からの帰国。無症状。濃厚接触なし」(入国時点1月中旬で)
だったので、Ernst-Happel-Stadionうがいテスト(PCR)を受けてきました。
無料でした。

手順は以下の通りでした~

1) まずは下のサイトで事前登録

2) 時間の予約はしないので、登録完了後いつでもいいからErnst-Happel-Stadionへ行く。 
ちなみに検査の列はU2の駅出口の目の前だったのでU2で行く方が便利かも。

3) 窓口にならび登録時に送られてきたQRコードを提示。持ち物にパスポートやMeldezettelと書いてあったけど提示することなくQRコードをぴってして終わりでした。

4) プラスチックの試験管とバーコードの印刷してあるシールをもらい、次の窓口に並ぶ

5) 次の窓口でシールを渡し、ストローと液体の入った小さいなんだろ、容器?をもらう。検体採取方法の説明を受ける。

6) 指示通り、容器のふたをぱきっと折って、口の中に液体を入れる。塩水だったのかな。それで40秒ほどうがい。うがい後口のなかのすべての液体をストローで試験管に。もう一度窓口に戻って試験管を渡して終了。


鼻の奥に麺棒突っ込むのとも、日本でやったレモン見ながらひたすらつばをあつめるのとも(抗原検査)違ってました!!楽でした~。検査の所要時間は待ち時間も含めて15分くらい。すいてました~!


そして、窓口の人たちはみんなとてもフレンドリーで親切でした。接客業系、基本みんな無愛想だから、ちょっとにこっとされるだけで、「いい人」認定してしまう。我ながらちょろい


7) 結果は、SMSで照会のための番号と、照会できるサイトが送られてくるはずでしたが、前者が4日たっても来なかったので、電話しました。e-cardの番号と名前、検査日を知らせたら口頭でネガティブと教えてくれました。陰性証明が必要な場合はメールで申請してとのこと。


ちょっとひとあんしんです 



オーストリア人の夫とは政治的信条やヒューマニティ―に関する考え方、ものの見方やとらえ方について、比較的共有する部分が多く、完全に一致はしないものの、理解できる部分がとても多いと思ってます。


夫は普段とにかく何かにつけて文句を言う・批判する人です(クレーマーではないです。家で一人で批判してるだけで。ぐしゃぐしゃになって届いた荷物も、間違って持ってきた料理も、まぁ働いている人大変だからと、文句言わずに受け取ります。すごい寛容です。のろけてみた)。

そんな彼は私のことを
「Least annoying person in the world(世界で最もうざくない人」

と形容し、
それ喜んでいいのかよくわかんない、と二人で大笑いしたことを思い出しました。


本題!

「ふたりは「国際結婚」だから、文化の違いとか大変じゃない?」と言われることが多々ありますが、もちろん個人間の差はありますが、正直、お互いが世界で一番わかりやすい存在だし、付き合いやすい存在だし、理解しあえていると思ってます。(まあ、だから結婚してるので当たり前と言えば当たり前ですが。国籍が違うという一点の事実だけでこういう風に言われることが多々あるんですよね。「国際結婚」への違和感は今度書いてみたいです。共感してくれる方も多いのでは?と思います。)


そんななか、先日久しぶりにドイツ語の勉強もかねて二人で一緒にドイツ語吹き替えのラピュタをみて、彼の発言にはっとさせられた場面がありました。私は子供のころからもう何百回とみてる映画です。


そこでの一幕。

”シータをムスカと軍から助けたあと、パズーとシータはドーラの飛行船に乗り込みます。パズーは機関室でお手伝い、シータはキッチンでお料理の仕事を任されます。シータの可愛らしさに加えて、普段は男ばかりで女性に出会うことのな乗組員は浮足立ち、小さな窓から彼女の様子をのぞき込むなど彼女への好意を示します。小さな花をもって押しかけたり、仕事を早く切り上げて手伝いに来たり、夕飯ができるころには全員がキッチンへ大集合。”


それを見た夫が
「この人たち何歳?シータって何歳くらい?成人してないよね?Its quite Creapy(結構気持ち悪いね)」
と言いました。


何百回と見たことあったけど、私それ全然気づかなかった…。むしろちょっと笑える、ほほえましい場面くらいに思っていたんですよね…。


これはむしろ、国というよりも、時代によるものが大きいとは思います。この映画は30年も前につくられたので。そのころから日本も大きく変わっていると思う。ただ、それに慣れすぎて全然気づかなかった自分にびっくりと反省しました。そう言われると確かに気持ち悪い。もう笑えないですよね…。


以前「のだめカンタービレ」の作者がツイッターでのだめの内容を今読み返すと、よくない表現があったみたいな発言をしてました。間違っていた、おかしかったということに遅くてもちゃんと気づける人になりたいなと思いました。



ただ、残念でならないのが、昨年公開された「天気の子」でも性についてを変なジョークとして描いていたこと。社会全体が少しずつ変わっていって、私も成長したからか、すごい不快な思いをしました。今までおかしいと思っていてもなかなかその声が表にでることはなかったけど、情報技術の進化や社会の変容を経て、押し殺されていた様々な意見がいろんな人の耳に届くようになりました。そういう声にならなかった声に耳を傾けれるよう、日々意識して生活していきたいなあと思います。



自省と決意を込めた記事でした。

帰国後(帰国翌日から2週間)自宅で自己隔離でした。
その様子でも!(2020年10月下旬の様子です。)


体調チェック
空港での説明では体調をLINEで厚労省が確認するか、電話等で地方自治体が確認するかとのことでした。でもLINEで報告するには、LINEの登録番号が日本の番号でなければいけないと言われ、私はもう日本の番号持ってないので電話でということに。

結局帰国して3日後、住んでいる市の感染症予防課から以下を毎朝メールで知らせるように、とメールが来ました。

①氏名
②本日の体温
③だるさや、せきなど風邪のような症状の有無

ので、めんどくさ・・・。これは義務なの?!法的根拠は?!このメール誰が見て、どこに保存されるの?!プライバシーはどう守られてるの?!は?!メールくるなんてどこに書いてあった?!と一瞬怒りが沸きましたが。チキンな私は律義に返信…。市役所の人が言われてもね。彼らは言われた通りに仕事がんばってるだけだから。大変だろうし。文句はもっと上に言うことにしました。


花粉症がつらすぎて毎日普通にだるさやくしゃみ、痰等があったためそれを報告していたら、数日たって大丈夫ですかの電話が来ました。とても親切なお姉さんでした。体調が悪いようであれば再検査も手配しますよ。とのこと。すてき。

私の市はドライブスルーのPCR検査を設置するなど比較的対策している市(ある産業があり、財政的にかなり潤っている市)です。感染の可能性があるときにすぐに検査してもらえる安心感。親や祖母たちを置いて日本を離れる不安はありましたが、ちょっと安心しました。地元愛が深まりました…。

(私日本で起こっている事度々批判してますが、日本大好きなんですよ。地元大好きなんです。だからこそおかしいなと思うし、思ったら言う。大好きなすてきな国で居続けてほしいから…。そしたら非国民とか、嫌なら出てけとか言われて…。どうすりゃいいん…)


感染しているかどうかわからない、というのが一番不安だし面倒だなとつくづく思います。経済活動は再開できないし。そのためにもまずは検査。とにかく検査。陽性だったら隔離・治療。だと思うのですが。いつまでもぐだぐだぐだぐだ日本政府は何やってんでしょうね。


住民票の移動
今回は長めに日本にいるので住民票を戻さなければいけませんでした。
通常は移転後14日以内に手続きしなければ最悪罰金!となってますが、コロナのため自己隔離の場合は隔離期間が明けてからでもOKとのこと(市役所に確認しました)。よかったよかった。


隔離中の行動
結局、政府は補償も支援もしないってことにしてるので(コロナは起こってないことになってんですかねこの国は…)、外出したとしても罰金も何も課すことはできない。なので特に監視があるとか、絶対出ないでくださいね!!とかそういうなにかがあるわけではなく、別に出ようと思えばいくらでも出れるし、誰かに会おうと思えばいくらでも会える。私は親に車で迎えに来てもらいましたが、たとえば空港を出るまで特に監視されたり見届けられたりするわけでもないから、勝手に帰ろうと思えば帰れる。これは罰金などを課す法律を作らなかったというよりも、そうするなら必要となる支援や保障をなるべくしないことにした、国民見捨てた政府の責任。

とりあえず、何かあったときに私の責任にされたら嫌なので、粛々と指示に従いました。それで実はコロナ感染していて、家族とかに感染させていたってなったら、心置きなく政府の対応の問題だー!!って言えるからね!私、底意地悪い。笑


でも健康第一。体調崩さぬよう、たくさん食べて、たくさん寝て元気に過ごします!

日本からオーストリアに戻ったときの様子も書きました~
④ 日本出発(地方空港~羽田) ←つぎここです
 フランクフルト~ウィーン


 おねがい 
この記事を読んで、少しでも役に立ったなと思ってくれた方がいたら、「在外投票」するための手続きと、選挙の際には「在外投票」をしてください。それがこのブログの唯一で最大の願いです。やり方は以下にまとめてみました。在留資格に比べたらとても簡単です。わからなければ個別でお答えしますのでコメントくださいませ。

在外選挙人証について
海外での投票のやり方


日本を一時的にでも永久にでも去ることになったとはいえ、家族や友達が暮らす、自分の故郷です。オーストリア含め多くのヨーロッパの状況と比べるとよくわかると思いますが、日本の人は政治への関心が低い(オーストリアの投票率は8割を超える。これでも下がり続けていて問題視されている。でも日本は半分以下です)。だから、自分達の暮らしを支えるはずの政治が、知らないところで自分たちを苦しめている。なぜなら文句を言う人が少ないから。私たちが払った税金正しく使われている?私たちが暮らす上での法律や制度ちゃんと暮らしやすいようなものになってる?

文句を言いませんか。自分の人生、家族の人生、それをささえる日本という国の将来に関心がある事を示すために投票行ってほしいです・・・。


そんな状況伝わればと思い色々記事書いています。よかったら感想などお寄せください。
ブログの目次はこちら

1回空きましたが、①の記事の続きです!


フランクフルト出発
(フライトは2020年10月下旬です)

ANA便で帰りました。外国籍の人も結構乗ってました。半分くらいかな。でも混み具合は30%乗ってないと思う。みんな1人1列3人席を使えたので。そして3人席が空いてるところもあったので。飛行機会社大変ですね…。

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外国籍の方は入国条件満たしてるか確認してたのかな、結構たくさんの人がフライト前にゲートのところに呼ばれて何やら話してました。私はノータッチ。


機内の様子
コロナでサービスは最小限にしてますとホームページには書いてましたが、飲み物運んでくれたり、食事もいつも通りちゃんとあったり、とても親切でした。(オーストリアの無愛想自由接客になれてしまい逆になんか申し訳無いと思ってしまうくらい。)どっかに感染防止のためにブランケットはなしと書いてあるのを読んだ気がしましたが普通においてありました。ブランケットも枕も。3-3-3の機体で、3席使えたので足をのばせました。

到着後の検疫に関する説明やアンケート用紙を配られ記入。特に難しい項目はなかったです。フライトの情報とどこから来てどこへ行くのか。アンケートは回収されずそのまま持って空港に入ります。


羽田に到着
前から順番に荷物と紙をもって外へ。


登場者数が少なかったのでほぼ待ち時間なしで検査が終わりました。検査は抗原検査。唾液を結構しっかり採取します。写真禁止だったので写真はありません。でも2,3分でとれたと思います。


そういえば、検査をする方案内する方、若い女性が多かったです。ググったら看護師バイト時給2900円、月額469000円で募集がありました。そして、テレビで見たような防護服は着ずに普通のマスクかフェイスマスクを着用されてました。カウンターには透明プラスチックの仕切りがありましたが、立って案内している人たちはマスクのみ。怖くないのかな…大変だ…と思いました。っていうか心配でした。広い空間がある場所で検査やら待ちやらがあったので、大丈夫ってことなのかなとは思いますが、安全とは言えない環境で、時給2900円…大変…。とりあえず寝不足時差ボケでフラフラでしたが、しっかりはっきりありがとう、とだけは伝えようと心がけました。

PCR検査に比べて、安くて速いかわりに精度が低い抗原検査…。下の図がわかりやすいです。
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他者への感染可能期間のうち、抗原検査は4-7日程度をとりこぼしてしまう可能性のあることがわかりますね。結果は陰性でしたが、感染している可能性ちょびっと低くなっただけという感じでしょうか。

私は親に車で迎えに来てもらい、実家に帰りました。

自己隔離期間の様子は次回

コロナがまだまだ収まっていませんが、色々と事情があり
日本に一時帰国しました
今回のルートは以下の通り。


ウィーン - フランクフルト
フランクフルト - 羽田

ANAでチケットを買いました。共同運航便でしたが
ウィーン ー フランクフルト はルフトハンザ
フランクフルト - 羽田 はANAが機材等だしてました。

飛ぶ前どんな感じなんだろうとドキドキしてて、いろんな人のブログや記事を読んで安心させてもらったので、私も自分の経験を書いておこうと思います。


まずはウィーンからフランクフルトまで

出発前日まで
事前にネットでチェックインしてね、や、covid対応での注意点などの連絡がメールで入る以外は通常通りでした。そういえば一度出発時間変更の連絡がありました。フランクフルト発の時間が1.5時間ほど遅れるというもの。フランクフルト乗り換えいつもぎりぎりで疲れるので余裕をもって乗り換えになったのでよかったです。


チェックインから搭乗まで
ウィーンの空港はもともと機械化されていて、チェックインも荷物あずけも機械でそれぞれできるようになってたので、通常通りの手続き。でも飛ぶ人が少ないので、私が行ったときに空いてた窓口は2列くらいでした。待たずにさっといけました。通常でも基本的に待ち時間はないですが。セキュリティーゲートも待ち時間なし。人少ないのに5か所くらいセキュリティあいてて、人もちゃんといて、人減らして接触減らせばいいのに…とふと思いました。こんな感じ↓↓。
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搭乗率は見た感じ4割程度。搭乗の時は前方席から5グループに分けられて搭乗。なんとか会員とかの優先搭乗はありませんでした。

機内に入るときに、消毒用のウェットティッシュと入国用の申告用紙、あと、コロナ検査の説明書を受け取りました。

こんな感じ↓
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トランジットがある人は記入しなくていいとのことなので、日本に飛ぶ私は記入しませんでした。ドイツに入国する人はフライト中に用紙を回収されてました。


フライトから降機まで
1時間の短いフライトだったので軽食はなかったですが、コーヒーか紅茶はもらえました。あとペットボトルの水。のどの乾燥を防ぐためにちょびちょび飲むのに助かります。

降りるときも前から、5列ずつ順番におりました。

自分の番が来るまで席立たないでください。というアナウンスが2回ほどあり、にも関わらざるず立ち上がったのが2人。

「座ってください!!ハロー?!座って!」と何度か声をかけられて座ってました。なので特に大きな問題なく。


フランクフルト空港乗り継ぎ
フランクフルト空港は苦手です。空港が大きすぎてめちゃくちゃ歩かされるので…しかも表札もわかりにくい。これまでに何度迷ったことか…私がぼけっとしてるせいもありますが。今回は到着ゲートから出発ゲートまで歩きつづけて30分かかりました😑😑途中イミグレは空いてたのですぐさーっと行けましたが、今回は初めて、いつ入国したのか、こっちに住んでるのか滞在許可証あるかなどを聞かれました。パスポート更新間近でスタンプぎっしりで入国スタンプ見つけられなかったのか。ちょっとドキっとしました。

途中果てしなく続く通路を歩きます…
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空港内はすいてましたがお店もレストランも結構開いてました。場所によっては閉じてるところもありましたが、食事も買い物も問題なくできましたー!

次回はフランクフルトから羽田の様子~

こんにちは。オーストリアの在留資格の更新について書きます。今回は3度目/3年目の取得についてです。自分の経験に基づく情報なので学生ビザや就労ビザではなく、婚姻によって得られる資格について誰かの役に立てばと思い共有させてもらいます。


(このブログのテーマや目的については「はじめまして」の記事で意気込み書いてます

オーストリア人との国際結婚の手続きはこちらの記事
オーストリア人と日本人の家族の形を考えてみました、こちらの記事

1年目の取得はこちら
2年目の取得はこちら
それぞれ取得にかかった時間まとめは こちら の記事へ~




繰り返しになりますが、制度はころころ変わります。このページはあくまで参考程度に、それぞれ役所の方の指示に従うのが一番だと思います。特に右寄り政権になってからは、移民への風当たりが悪くなってる・・・日本もそうだけど、右派政権はとことん社会的弱者を苦しめますよね…。なんなんですかね…。


関連記事はこちらです。
 ヒトラーの生家を警察署に:歴史とどう向き合うか
 イギリスの民主主義事情
 海外で暮らす準備:日本人が苦労する政治の話

その他多数あります。こちらへ


脱線しました!本題へ戻ります。


前回も書きましたが、1番楽なのは弁護士さんを雇うこと。でも我が家みたいに
そんなお金ないよ…という方は自力で頑張るしかありません。その参考になれば… でも3回目の場合は、特に問題ないと思います。



Aufenthaltstitel



【必要書類】
基本的に全てコピーが必要です

(1) 申請書(原本のみ ネットでダウンロードできます。2回目の申請時1回目の申請の用紙からすこーし変更がありました。だから念のためホームページで最新版をダウンロードしたほうがいいなと思いました。)
(2)パスポート写真1枚(背景が白か灰色 6ヶ月以内に撮影した事がわかるよう日付入りで。駅などにある自動写真機で取れます。オフィシャルのマークがつくよーとかいてある機械で取ってください。WestbahnhofとかHauptbahnhofとか大きな駅であればあります)
(3) 婚姻証明書 (我が家は日本で先に入籍したのでその時の日本語の書類とドイツ語訳とアポスティーユのついたもの。ずっと大事に取っておいてあります。)
(4) 銀行の残高証明(私は念の為いつも夫婦両方の口座残高を持っていってます。日本の口座で英文での残高証明を発行してもらいました。)
(5) 収入証明(申請者本人ではなくパートナーの)
(6) パスポート(自分の分とパートナーの分両方。両方とはかいてないけど夫のを出さなかったらあとから出してと手紙がきました)
(7) 保険 (e-カードの裏表コピー)
(8)オーストリアでの賃貸契約書(夫の名前で契約してましたが問題なしでした。)
(9) ÖIFのドイツ語試験A2レベル(今はÖIF限定です。)
(10)Meldezettel (こっちの住民票ですね。二人分)
(11)電気・ガスなどの料金(最新の1回分でOKでした)


【どこに出すのか】
地区によってことなります。Webpageで自分の住んでいる地域はどこの区役所に行く必要があるか確認しましょう。

現在はコロナ対策で、区役所に行くと、封筒を渡されて、そこへコピーをすべて入れて、入口に置いてある箱へ入れるだけでOKでした!!前回は提出するだけで役所で1時間ほど待たされ、イライラしましたが、今回は待ち時間ゼロ!!!すてき・・これからもぜひこの方式でやってもらいたい・・・。



【追加書類の提出】
後日郵送で追加で必要な書類と振込用紙が送られてきました。前回はその場でさらに1時間ほど待たされ追加書類の書いてあるレターを手渡しされました。が、郵送のほうが助かるー・・・。これからもぜひこの方式でやってほしい・・・。

けど、移民のつらいところって、選挙権がないところ。不便があっても意見が言えないのです…。なので、せめて皆さん、祖国日本へは意見言いましょうね。日本の国力が大きければ、海外に出たときも暮らしやすいです。


あとは、
夫に借金がないかの証明書ネットで依頼して調書を発行してもらうまでに1週間かかりました。30ユーロかかりました。結果はネット上でダウンロードできましたが1週間ほどかかりました。

など不足してると言われた書類をすべてメールに添付してMA35に送付。(もちろん、メールうけとりました。の返事は来ません)
さらに、手数料140ユーロ支払います。ネットで振り込みました。


【受取り】
コロナ対応なのか、今回の受け取りは書留になってました!!
申請から2か月したら封書が届き、郵送のための料金を20ユーロ今すぐ払え!
とのことだったので払ったら送られてきました。
取りに行って何時間も待たされるよりはいいなと…
ぜひ今後もずっとコロナ対応でやってくれたらいいなと…(しつこい 笑)



移住が決まったら、合わせて在外投票も登録するといいですよー
一度登録してしまうと選挙が超簡単になります。世界中どこにいても選挙できるようになります!投票した場所が記録されていくのでスランプラリーみたいで楽しいです。笑
在外選挙人証について
海外での投票のやり方

都知事選が終わりました。


私都民じゃないし、都民になったこともないし…関係ない!と思えればいいんだけど、
投票率の低さと、都民にとっていいことひとつもしてない小池百合子が大差で勝利したことに
落胆・・・。失望?


日本は不思議です…。世界は右傾化している!なんて言われる中で、
それでも大都市は比較的そうではない傾向にありますよね。
(右派の反対を左派・革新・リベラルとするか、国によって違う気がするので省略しますが。)


トランプは共和党ですが、ニューヨークのクオモは民主党ですね。
(米国は単に都市部・農村部の差の他にざっくり南北でも差があるので何とも言えないですが)
オーストリアも国政は右派(ÖVP)ですが、ウィーン市議会は社会民主党(SPÖ)が第一党です。
(ÖVPは中道右派ってことになってますが、最近はだいぶ普通に右派な気がします…。)



大都市の方が若者が多く、収入が少なかったり、生活が苦しかったり、ネオリベ市場で戦わなければならず、苦労している人がおおかったりする。
若い人が多いから新しい考え、革新的な考えを受容しやすい。
さらに、大都市には人があつまるから、多様性を受け入れやすいし、他者に対して寛容であろうとする傾向にある、

そんなことが言われてます…。


なのに東京…。

大都市TOKYO どうしたんですか・・・。

若者の街 SHIBUYA, HARAJUKU
国際都市 ROPPONGI!!
テクノロジーとクールジャパンの AKIHABARA!!

だったんじゃないの・・・? どうしたんだよ・・・・。
どんだけ自分苦しめたいんだ…。

もう少ししたらまたがんばりますが・・・。
しばらくは落ちこませてください。
ただの愚痴日記でした・・・。

という話をしました。

日本を離れたからと言って、日本が嫌になったり、どうでもよくなったりって不思議としなくって、
日本を離れて遠い異国の地で暮らすからこそ見えてくる日本の良さもあれば、
逆に危ういなと思う部分もあって、
離れて、できることが限られるほど、気になってきたりしてます。
そういう人って多いんじゃないかな。

家族や友人は日本に住んでいるし、
「日本人」という背番号はきっと今後一生消えないから、やっぱり日本がいい国であるかどうかは、今後の自分が他人に与える印象にどうしてもずっと関わってくると思うんです。


そんなことを想いながら、今年の1月ウィーンで映画の上映会をしました。
その様子はこちらの記事で⇒ 映画「Beyond the Waves」
残念ながらその時私はちょうど日本にいて、参加できなかったのだけど、
その時の様子をイギリスのリリーさんが短い映像にしてくれました。

遠く離れた異国の空の下
日本を愛し
日本の未来を想う

その気持ちが伝わってくるすてきな映像だと思いました…。
選挙行こうよ、日本の未来を作っていこうよ、日々感じているもどかしい気持ちが代弁されているような。

色んな人に気持ちが届いてほしいなと、思いました。

都知事選、行きたくてもいけない私たちの分、皆さん投票行ってきてください。

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