こんにちは。

今日は結婚手続きに続いて、オーストリアの在留資格の取得方法について書きます。自分の経験に基づく情報なので学生ビザや就労ビザではなく、婚姻によって得られる資格についてです。

(このブログのテーマや目的については「はじめまして」の記事で意気込み書いてます

オーストリア人との国際結婚の手続きはこちらの記事
オーストリアと日本の家族の形を考えてみました、こちらの記事





こちらも制度がころころ変わります特に右寄り政権になってからは、移民への風当たりが悪くなってるとも。(マイノリティの生き方をしようとすると、いつも右側の人が邪魔してくるわ…と思いますが、そもそも右側ってどういう事なんだろう…と。オーストリアの右と日本の右、アメリカの右、そういえば違うなあと…。ヨーロッパで日本人として暮らすことでいろんなことを思い考えます。


関連記事はこちらです。
 ヒトラーの生家を警察署に:歴史とどう向き合うか
 イギリスの民主主義事情
 海外で暮らす準備:日本人が苦労する政治の話

その他多数あります。こちらへ

脱線しました!戻ります。


窓口で会う担当官によっても言うことが違う!なんて話も聞きます…1番楽なのは弁護士さんを雇うこと。ぺろっと行けるそうです!!でも我が家みたいに
そんなお金ないよ…という方は自力で頑張るしかありません。その参考になれば…



Aufenthaltstitel



【必要書類】
基本的に全てコピーが必要で、無犯罪証明書については結婚手続きでも説明したアポスティーユがいります!

(1) 申請書(原本のみ ネットでダウンロードできます)
(2)パスポート写真1枚(背景が白か灰色 6ヶ月以内に撮影した事がわかるよう日付入り。日本だとちょっと高めの証明写真機で撮れます。)
(3) 婚姻証明書 (我が家は日本でさきに入籍したのでその時の日本語の書類とドイツ語訳とアポスティーユのついたもの)
(4) 銀行の残高証明(私は念の為いつも夫婦両方の口座残高を持っていってます)
(5) 収入証明(念の為私の英語での収入証明も出しましたが基本的に不要のようです)
(6) パスポート(全ページコピー、人によってはいらないと言われる事もあるようですが、念の為コピーしていきました)
(7) 保険 (夫の扶養で保険に入れたので、その旨が書かれた保険証書を提出しました。)
(8)オーストリアでの賃貸契約書(夫の名前で契約)
(9) ÖIFのドイツ語試験A1レベル(ÖSDやゲーテでも大丈夫でしたが今はÖIFを求められる事が多く、未受験の方は念の為ÖIFを受験しておくことをおすすめします。)
(10)無犯罪証明書(日本にいる場合は地元の警察署、海外にいる場合は大使館で申請できます。大使館で申請した場合受取るまでに2ヶ月ほどかかります。大使館に直接行って申請受取しなければいけません。)


【どこに出すのか】
オーストリアの移民局MA35ですウィーンの場合は初回は20区にあるのに行きます。延長の際は自分の居住区を担当するMA35に行きます。しかし、私はその時日本にいたので、東京のオーストリア大使館に出しました!

基本的には現地でやってくれ
、というスタンスですが無理だという場合はオーストリア大使館にメールで事情を説明して許可をもらえたら受付てもらえますネットで面会時間の予約ができるので、ウィーンのMA35のような待ち時間がなく楽でした。


【追加書類の提出】
後日、夫に借金がないかの証明書を提出しろと郵便が届く。
ネット
で依頼して調書を発行してもらうまでに1週間かかりました。結果はネット上でダウンロードできたので、メールに添付してMA35に提出。もちろんお金かかります…


【受取り】

私の場合、申請から3ヶ月程で受取りができました。
受取りに必要なものは、

(1) 受取りに来いと知らせてきたレター
(2) Meldezettel (日本でいう住民票。区役所へ行き、パスポートと賃貸契約書と1の手紙を見せて、 aufenthaltstitelを受取りに行くからといったら住民票登録をしてくれました。)
(3) パスポート
(4) お金

建物内でお金を支払い、カードを受取りました。ウィーンの場合は移民への支援として、セミナーを開催しており、別室にてその案内と語学学校の割引クーポンを受け取って終了です!
セミナーなかなか面白かったですよー!これはウィーンの移民政策に関わることなので、別途記事にできたら。(記事にできたらリストばかり長くなり全然書けない



最後感想としては…

提出書類の厚さ2センチくらいになって萎えた… 
でも意外と早く発行されたし(半年かかると脅されてた…)
結婚を疑われるような質問はなかったし(
偽装結婚じゃないと証明できる写真だせとか、家に突撃されてダブルベッドがあるか確認された!という話も聞いた… 自撮り苦手ですがそれを聞いてからなるべく夫とのツーショットを撮るようになりました。まだ慣れてなくて、自撮りのくせに半目になるのどういうこと…)
オフィスの人は冗談言ったり
にこやかだったし
大変だとおどかされてた分結構肩透かしでした


日本国籍だというのと、頼まれてもないのに修士号の証明書だしたからかななんて話してます。(オーストリアは結構学歴社会です。大学名というより、最高学歴が何か?メールなどで最後の自分の名前のところに、学士、修士など書くのが当たり前で、変な感じです。これについてもいつか書けたらなー)



ということでだらだら長くなりましたー オーストリアで在留資格を取得する①でした!
なぜ①かというと、
1年後に更新しないといけないからー
これ最近やったので在外資格を取得する②で書いてますのでそちらへどうぞー
(その後さらに次の更新の経験も書いてみましたー③
(それぞれ取得にかかった時間まとめは こちら の記事へ~)


 おねがい 
この記事を読んで、少しでも役に立ったなと思ってくれた方がいたら、在留資格の取得とあわせて、「在外投票」するための手続きと、選挙の際には「在外投票」をしてください。それがこのブログの唯一で最大の願いです。やり方は以下にまとめてみました。在留資格に比べたらとても簡単です。わからなければ個別でお答えします。


在外選挙人証について
海外での投票のやり方


日本を一時的にでも永久にでも去ることになったとはいえ、家族や友達が暮らす、自分の故郷です。オーストリア含め多くのヨーロッパの状況と比べるとよくわかると思いますが、日本は政治への関心が低い。だから、自分達の暮らしを支えるはずの政治が、知らないところで自分たちを苦しめている。なぜなら文句を言う人が少ないから。私たちが払った税金正しく使われている?私たちが暮らす上での法律や制度ちゃんと暮らしやすいようなものになってる?文句を言いましょう。

投票行きましょう・・・。


そんな状況伝わればと思い色々記事書いています。よかったら感想などお寄せください。

医療