Europe勝手に応援団ブログ

このブログはヨーロッパに暮らす日本人によるオムニバスブログです。ヨーロッパへの移住にあたって気になる手続き、現地の様子、お役立ち情報の他に、ヨーロッパにいるからこそ見える日本、ヨーロッパにいると見えない日本、そんな情報をお届けします。詳しくは「はじめまして」の記事をお読みください。http://europereiwa.livedoor.blog/archives/3744195.html

2020年03月

COVID-19の広がりを受けて、オーストリアでも外出禁止になったのは2週間前。

オーストリアのコロナ対応こちら:オーストリアのコロナ対策
ドイツこちら:ドイツのコロナ対策
日本の対応に対して思うこと:日本のコロナについて


こちらの状況でも報告しようと思います。3,4週間状況が遅れている日本の参考になれば…。


【外出禁止令がでる数日前】

お店が全部閉まって外出でなくなるらしい!!というデマが広がり、スーパーはパニック。買い占めが発生していました。(そんなこと知らない情報弱者の私は餃子つくる!皮は手作りなんだ♪なんて浮かれながらスーパーに行ったら物はないは人は多いわ…。でもパニックの2日後ぐらいだったので無事白菜とミンチ肉は買えました!)


【外出禁止令2日目】

一気に市内が静かに。電車の乗客数も激減したとのこと。友人たちに話を聞くと、みんな1日目に会社に行って上司と相談したり、在宅勤務に必要なものを持ち帰り、2日目からは在宅になった様子でした。


【外出禁止3日目】

スーパーは元通り。なんでもそろってます。むしろみんな買い物回数を減らそうとしてるのか店にはいつもよりお客さんが少なめ。いつもはレジに行列ができて、「となりのレジあけてー!」と叫ぶお客さんがいるようなみせなのに、まったくおらず。

そしてレジの前には透明なアクリル板を設置しコロナ対策。現金受け渡しも避けてーというお店もありカード取引。もともとこちらはカードを通す機械がお客さん側にあって、自分で通すタイプなので、距離を取りつつ接触を避けるのにはちょうどいいです。店の対応の速さにびっくりです。


【外出禁止最初の週末】
旦那はオンラインで友達とゲームをはじめ、私はLINEで友達とおしゃべりを始めました。

夫婦二人暮らしとはいえ、ずっと同じ人としか顔を合わせない生活はストレスフル(旦那は病院勤務なので仕事で人と会いますが私は家で作業してるので…)。コロナ自宅待機のせいでDVが増えたなんて記事もありましたよね・・・。こういうときはテクノロジーを最大活用です!日本で在宅ワークしてる友人やアフリカから緊急帰国で自主隔離してる友人とおしゃべり。日本政府の対応へのグチを愚痴りまくりすっきり。


【外出禁止2週目】

チロルに住む義理の叔母から小包が届きました。
中身はイースターチョコの詰め合わせ!
これはオーストリアの会社でフェアトレードでビオのチョコを売ってるZotterのチョコ。パッケージがいつもすごくかわいくてお気に入りです。お土産にぜひ。

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おばさんの友達がお店をしているのだけど、コロナで営業できなくなり、助けるために親せきにイースターのチョコを買って郵送したんだそう。イースターはチョコ買う季節なので、しかもパッケージとか期間限定だろうし…お店屋さん大変だなと実感。でもこうやって小包つくって送るのとってもいいアイデアだと思いました!!

ちなみに郵便屋さんはピンポンなって出たら、荷物持ってきたから置いておくね。といって1階の郵便受けの上に置いていきました。ソーシャルディスタンス。いいなと思いました。配達のひと、接触時間は短くてもものすごくたくさんのひとに会うわけだからリスキーだもんね。

おもいやり、譲り合い、他者に寛容な社会の重要性ついて、オーストリアに移住してからいろいろと実感するようになりました。こちらにすこし書きました。ぜひ。



【外出禁止2回目の週末】

のどが痛い…。でも乾燥で基本的にいつものどが痛いから、とりあえず様子見です。義理の父がつくったはちみつにレモン絞ってお湯入れてほっとはちみつレモンをつくりました。のどの痛みはとにかく水分をとって胃に菌を流して胃酸で殺すといい!それか酒で殺菌!という飲んだくれ看護師の友人が言ってたので(ほんとかどうかわからないわ。笑)ひたすら水分とってのんびりしてます。

そういえば、コロナ感染を防ぐ対策はいろいろ見ますが、重症化を避ける対策はあまり見ません…自分の体調と運なのか、よくわかっていないのか…。調べてみようかなと思います。




オーストリアの感染者数も増えていて 昨日は596人、一昨日は1001人も新たに感染してました…。昨日の時点で感染者7995人に対して死者数は68名だから頑張っている方かしら…。
夫は病院勤務なのでこれから働き方どうなるか心配ですが…なるべく普段通り、おとなしく暮らそうと思います。


みなさん なんとかこの状況のりきりましょうねー

イギリスに暮らす なおみんみんさんのブログ


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わかりやすい。
海外で暮らしてると、日本の報道以外からどんどん情報が入ってくるから、日本ののんきさにヤキモキというかイライラしていて・・・。それがわかりやすく、ちょうどいい言い方で訴えられていると思うからおすすめします!!「いや、ほんとそれ!!!」「ほんとそれよー!!!」と一人で叫びながら読みました。

でも読みながら、改めて気を付けないといけないな、と思ったのは、イライラすべきは、外にでてお花見してる人でも、K-1行った人でもなくって、保障ケチって、オリンピック開催にしがみついて、ちゃんと対策してこなかった政府だし、その政府を未だに支持してる人、政府にちゃんとやれよ!というべきだということが頭に浮かばない人に対してです。ぐわ!!!と急に怒りが沸いてしまう残念な性格の私ですが、その辺りは気を付けます!


戦うべき相手、物言うべき相手は安倍だし、その取り巻きだし、その取り巻きをもてはやす支持者だし、それを別に問題ないと思う大半の市民です。よし。



昨日両親に連絡したら、のんきに回転ずし行って、4月からおばあちゃんはデイサービスが始まる♪とか言うから、

ちょ!!とりあえず、出ないで!出さないで!!!!
と少しキレてしまった・・・。


90歳のおばあちゃんたちと、肺の持病を持つ母、免疫弱者白血球増やす注射打ってる父でほんと、もうほんと心配で心配でたまらないのに…!!父は特に政権に対しても報道に関してもだいぶかなり、ちょっとにしても言い方あるでしょ?!!ってくらい普段は批判的な人だけど、それでもそれかい!!と思う行動を見てると、心配で心配でたまらない。


南アから昨日日本へ緊急帰国した友人は日本の様子に「ドン引き」とラインが来ました。


「山手線すごい人乗ってるんだけど…。
会社すごいみんな普通に行ってるんだけど…。
お花見してるってどういうこと…。
ドン引きなんだけど・・・」

とのことです。

みなさん、とりあえず、用がない人、家でないで…。
人ごみ避けて…。
日本の報道信じちゃダメ…。
政府にちゃんとしろって言って…。
私の家族、殺さんといて…。
なんかあってももう駆けつけられないんよ…。


 日本にいる間そんなにイライラしてたの?大丈夫??
と言われるかもしれませんが第6弾!笑

日本に来た外国人は日本の全てをすごいと思ってくれてると思ってる人の多いこと多いこと
(タイトルが長い…

カルチャーショックシリーズの記事はこちら
第1弾 過剰包装
第6弾 日本をすごいと思ってると思ってる ←今回ここ

(ちなみにこのブログについては「はじめまして」の記事で意気込み書いてます

この間大学生がたくさんいるちょっとしたイベントに参加しました。
コロナがこんなことになるもっと前です。


中国人留学生と日本人学生が数人いて、お話をしていたので聞いてみた。

日本人「日本に来て驚いた事は何?」
という質問に対して、
留学生「日本人は私が違うとかおかしいとかはっきり意見を言うことを嫌がる。しかもそれが嫌だという事もはっきり言わないで、かげで悪口を言って、避けたりする。それが私は嫌だ。だから最近は他の留学生とばかり一緒にいる」


日本人学生は面食らったようで、最初はぽかーんとしていた。
「ウォシュレットがすごい!」とか
「食べ物がおいしい!」とか、
「わびさびが〜」とか言ってほしかったようで、


批判がくるなんて思ってもみなかったようでした。しまいには
「いや、なんかすごいなぁと思ったこととかない?」
と聴き返してた。聞かれた中国人の彼女は状況をより細かく説明して批判してて、私笑ってしまった!それすごい大事!ありがとう!と、言ってしまった!


日本スゴイと褒め称えるテレビ番組がすごく多くて、スゴイ幻想に取り憑かれてる様子をまざまざと見てしまったいち場面でした


そりゃ、大概の場合、よく知りもしない人から軽く感想を聞かれたら、相手に気を遣ってというか、適当にいいことを言っておくのは当たり前の事で、逆にどうしてテレビでやってるあれだけは本心で、日本はみんなからスゴイと思われてると思えるのか、不思議でなりません


私の義家族のウォシュレット/温かい便座に対する評価はかなり低いし(前の人の体温が残っているみたいで居心地悪いそう)、
タンザニアでみんな大好きなはずの日本のカレーを作ったら4人中1人しか食べ進めてくれなかった。
そういうもんです、文化って。



どっちがすごいとか、どっちが偉いとかそういうことではなくて、多様性の面白さ素晴らしさをたくさんの人と共有できるといいのになぁと思います


とはいえ、待ち合わせに平気で3時間遅れてくるタンザニア人の時間感覚には未だにイラッとしてしまう遅れてきたくせに「ヒトミどこ~?ぼくもう着いたんだけどー!?」とか送ってくるやつはもう、かっちーん!!です)私もまだまだ修行不足です… でもおかげで日本でも1時間遅刻くらいだったら全然平気で待てる体になりました。なかなか日本でそんな遅れてくる強者はおりませんが。


それでも自分はチキンなのでいつも5分前集合…  染みついてますね。


今日はだらだらでしたが、今回の話題に関連して、ちゃんとした記事たくさんあるのでよかったら読んでコメントなどください。

もうウィーンに戻ってきてしっかり外出禁止くらってますが日本に一時国した際に感じたことメモに残っていたので、逆カルチャーショックシリーズ引き続き書いてみます!他の人はどうなんだろう?

まだまだつづくよ 第5弾 色んな薄いもの

カルチャーショックシリーズの記事はこちら
第1弾 過剰包装
第5弾 色んな薄いもの  ←今回ここ
第7弾 標語の過大評価




物価が年々高くなる…これはよくある事なのですが、というか緩やかなインフレというのをどこの国も目指してるのですが、日本の場合はちょっといびつですよね


賃金が上がらないなか、輸入品を中心に物価はあがってる。輸入品っていっても日本には資源と呼ばれる、物の原料になるものはほとんどないので元をたどればほぼ全て輸入品です。食物だって飼料や肥料も輸入してたりするのでやっぱり世界の緩やかなインフレに影響されるわけです。


でも、給料は増えないもんだから、物だけ高くなったら買えないし買いたくないとも思う。そりゃそうだ普通の行動ですね。でもこの大量生産大量消費でなりたつ今の経済の中で物が売れ続けないとなっては困る。だから値段が上がったという事がばれないようにするために値段は変えずに物をどんどん小さくしていこう!となるわけです。そうするとうっすいティッシュとかうっすい板チョコがうまれるのです


日本のティッシュやトイレットペーパー、うっすくてびっくりします
ティッシュで鼻かんだら一回で豆粒サイズに丸まります

ふわふわさらさらなので技術力がすごいのかもしれません!あんなにうっすいのにふわふわしてるので。でもうっすいのですごく危ない…いつもどきどきしながら鼻をかみます。


そしてうっすい板チョコ。ちょっとの衝撃でバキバキになりそうウィーンの厚いミルカチョコだって買うときに既に折れてることあるのに日本の薄板チョコは折れてないのが不思議…


そして代わりに増える包装…私アルフォートが大好きなのですが包装に次ぐ包装でなんかもう、食べた幸福感ががっかり感で相殺されてしまって…
(包装紙の多さについてはこちらの記事で)
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いずれも原料高を技術力、人の力で補おうとしてるところはすごいと思います
が、なんかずるいなぁと…だまされてる感じがして釈然としない


結果ひねくれものの私は買い物を控えるという結果に…。
だめじゃん!!


ドイツこちら:ドイツのコロナ対策

にまとめてくれたので、オーストリア

つい数日前まで日本にいてオーストリアの状況をちゃんと追えてなかったのと我が家にテレビがないのと、ニュースがだいたいドイツ語でちんぷんかんぷんなのとで…情報が遅く、うっかり知らない間にパニック買いに巻き込まれてしまいました…(明日餃子するから!とおもって白菜と肉だけ買いたくて…並びました…) 「ドイツにも広がるコロナパニック」←記事はこちら

友人が英語での情報を共有してくれたので紹介します

やっぱりこういう緊急事態に外国人として暮らすということは人よりリスキーですよね。言語もだし、基本的な社会構造とか社会通念とか感覚的に理解ができてないので…(移民関連の記事もいろいろあります。ぜひこちら。)

※ちなみに在留届やたびれじに登録している方は大使館からメールが届きます。全世界すべての大使館で同じ対応をとってるわけではないと思いますが、オーストリアはほぼ毎日メールで状況知らせてくれるので助かります。まだの方ぜひ。

在留届・たびレジこちら
同時に登録しておくといい在外投票(海外在住でも選挙ができる手続き)はこちらの記事でやり方書きました。

<オーストリアのコロナ対策>
① まずは気分が悪いなと心配になったら家にいて、こちらの電話へ 1450 (大事!)

② 新しいルール 以下の3つの理由以外で外に出てはいけません
 1)遅らせことができない、または家から実施が困難な仕事がある
 2)食料の買い出し
 3)急な助けを必要とする人の援助
 (早速友人たちの多くは今日だけ出社し、必要なものを家に持って帰り家から仕事をするとのこと)

ちなみに買い占めとかまとめ買いのことをこちらではハムスター買い🐹と言います…。かわいいですね!やってることかわいくないけど

 空いている場所
 食料品店、薬局、郵便局、ガソリンスタンド、銀行、たばこや、ペットの食料品店
 (スーパーが閉まるというデマが流れ、金曜日はスーパーが大混乱でした

④ やってもいいこと
 ひとりまたは、同居する人と外を散歩すること
 (最近なぜかだいぶ天気がいいので、日光浴びに散歩はしたいなと思います)

 罰金
 これらのルールを破った場合、最高2180ユーロの罰金
 (すごい取られる とりあえず、念のため買い物は旦那に任せることにしました。なんとなく外国人でアジア人でいちゃもんつけられたりしたら怖いなと…。ないと思うけどこういうときって人間何しでかすかわからないから… 差別について、いろいろ考えさせられます。

⑥ レストラン、バー、スポーツグラウンドは閉まります
 ただしデリバリーサービスは利用できるようす。
 Uber eatsやMyammなどのサービスが広がっているので便利かも。

⑦ 国境
以下の国からのフライトを禁止
フランス、スペイン、スイス、イラン、韓国、英国、オランダ、ロシア、ウクライナ、イタリア。
ドイツは16日から国境を閉鎖します。
(マスクがドイツの国境で止められてるとのこと。海なし国はこういうとき物流リスクにさらされるな…と実感します。全世界的に物流に制限が起きている今回のような状況では特に関係ないかもしれませんが。)

⑧ 教育
 中等学校、高等学校はすべて閉鎖。小学校と幼稚園・保育園は保育へ移行。両親不在の家で祖父母に預けられ感染が拡大するのを防ぐため。



町はしーんとしてます。急にすごい厳しい対策を取り出したので混乱してます…。遅すぎるような、急すぎるような、不思議な感覚…。しかもこの極端な規制2週間とかなら耐えられるかもしれないけど、おそらくもっと長引く… いつまで続くかわからない不安もある…。


一応、病院では緊急事態対応で通常の業務はとりやめ人員の移動を開始、市役所などのホールに軽症者用のベッドを搬入し隔離施設を準備、医療従事者を確保するために学生や、過去5年間に兵役の代わりに医療活動に従事していた若者(疫学についての基本的な知識をもっているだろうという想定)への依頼など、いろいろ準備しているようです。規制で時間を稼いでいる間に体制を整えたいという考えだと思います。


こういうことがちゃんと日本でもわかれば、なんとなく安心感と信頼感あるのに…検査拒否されたーとかばかりだから、不信感なのよね…。 と最後にグチってみて。


ちなみにオーストリアはマスク禁止です。覆面禁止法というしょうもない法律を作ってしまったので…。詳しくは別の記事で書ければ…。 これも差別的な意識が根底にあります…。

関連記事


昨日ドイツ政府の発表が出たので
まとめてみようと思います。




もまとめて下さってるので合わせて見てみてくださいね



1 国境を閉じる

EUの許可が下りたそうで、観光などの目的で他の国に行くことは許可されなくなりました。

2 全ての学校や大学、保育園などもお休みに

これは、各州によって日付がまちまちなのですが主に来月のイースター休暇明けである
4月19日前後までのところが多いようです。

今の時期に高校卒業取得と同じAbiturや卒業に向けたレポート作成や実験をする時期でもあるので学生達にとっても

そして多くの、未就学児や児童が家にいるということで、テレビやラジオでは教育番組を多めに放送しています。
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このネズミさん、ドイツの教育番組のキャラクターなんです。

3 お店の営業の制限

スーパーマーケットや、薬局、病院などの生活必需品を取り扱うお店は営業します。
しかも、ドイツなのに日曜も営業可!!

そのほか一部の技術職人さんもお仕事オーケー
美容師
郵便局
銀行 
ガソリンスタンド  
などなど。

ちょっと不思議だったのがメガネ屋さん
なんですが、まぁ私も視力矯正なしに生きられないのでなるほど。


あとは、居酒屋とかバーもお休みになっています。
これは、一部の暇を持て余したひとが
CoronaParty
と称して集まるのを防ぐためだとか。

レストランとカフェ、持ち帰りの出来るお店は全面禁止にはなっていませんが、営業時間を短縮して営業をするようにとのこと。


そのほか、文化施設やサウナなど
人が集まるところ、教会も禁止になっています。


ドイツにとって大事なサッカーですが
こちらも、第1第2リーグ共に2週間ほどお休みするそう。



ざっくりとまとめるとこんな感じです。

気になるところ給与補償なのですが、
3月1日までさかのぼっておKurzarbeitergeld を受け取れるようにするそう。



今後も状況が変わると思いますが、
2020年3月17日現在はこんなところです。


手洗いうがいちゃんとして、
1人1人が誰かに移さない心がけが大事!

当たり前なことが、いきなり当たり前じゃなくなってますがこの苦しい時期で何ができるかみんなで考えていきましょう!!








こんにちはハンブルクからはるかです
今回は自動車学校の座学のお話



私の通っている学校では、90分の授業を14回とるように義務づけられています。
何故ならもちろん、その内容がそれぞれ毎回違うからです。
当たり前ですね


でも、みんながみんな授業の第1回目から受けなくても良いので免許を早く取りたい!!
っていう人は5回目とか8回目とか半端なところから取ることも出来ます。
あとは、仕事や時間の都合で間が抜けてもその後の授業カリキュラムに合わせてその講座に出るのもオーケーです


授業はこんな部屋でIMG_1012

真ん中のモニターを使って先生が説明、生徒に質問をして授業が行われます


先生によって授業の内容が分かりやすかったり、分かりにくかったりするんですがそれは万国共通かなー


生徒のみんなは主に10代の人が多いのですが、真面目に受けて尚且つ自分で発言もガンガンしていて素晴らしいなと毎回感じております。


次回は、初めての路上運転について書きます!!

新型コロナウイルスが世界中に広がり、各国政府が対応に明け暮れています。

先週にはWHOがパンデミックを宣言。
致死率はSARS程ではないものの、季節性インフルエンザと比較すれば約10倍。
パニックに陥るのも無理ありません。

一方で、見過ごされがちですが、最も懸念されるのは世界金融危機です。
ダウ平均株価の大暴落。(昨日のトランプ大統領の会見後に回復しているようですが)
FRB(米連邦準備理事会)は、立て続けに大幅利下げを行なっています。
FRB、再び大幅利下げへ 景気不安でドル資金逼迫

この金融ショックにより、世界中の経済に影響が出るでしょうし、
就職先を見つけられない人や、高齢者や子供の貧困が増えるかもしれません。
路頭に迷う人も増えてしまうのではないでしょうか?
今なお、前回の金融危機から回復できていないと言うのに。

目先のウイルスの脅威に目が行きがちだけど、金融・経済への打撃をどう乗り越えるか考えるのも、重要なことです。


【イギリスのCovid19対策措置】
ここで改めて、私たちは新型コロナウイルスにどう立ち向かえばいいのか?

ヨーロッパ圏内でも、国によって政府の対応に大きな差が出ています。
どの方法が適切かは誰にも分かりません。
(ほとんどゼロと言って良いほど何も対策をとっていない日本は論外ですが。)

最初に、どこの国が正しいとか正しくないとか、決めつけずに読んで欲しいと思います。
前例のないことだし、何を大切するかによっても、とるべき措置は違ってきますから。

まず、イギリスは国境封鎖を行なっておらず、つまり、一部地域からの渡航規制を解除しました。
ドイツは今日、一部地域からの一時的な渡航規制を行うことを発表しました。
パンデミック宣言から国境封鎖に踏み切った国が多い中で、イギリスの判断は対照的でした。

英・独政府は、これから2年間で6〜7割の国民が感染することになるだろうと公言しています。
これは科学的シミュレーションに基づいた数字です。
約7割の人がこのウイルスに免疫を持つと、それ以上の感染拡大は収まります(集団免疫の獲得)。
それまでに2年かかるだろうという試算。つまり、長期戦になります。
影響は徐々に緩やかになるだろうけど、継続可能な対策を考えた方が良さそうです。

イギリス政府の戦略としては、感染のスピードを遅らせて、その間にワクチンの開発を進めることです。
感染ピークを遅らせることは、十分な病床数と人工呼吸器の確保に役立ちます。
なぜなら、イギリスは元から十分な医療キャパを持たない(病床数が足りてない)し、
今どの国でも、人工呼吸器が不足しているからです。
つまり、時間稼ぎをして、医療設備を整える必要があるのです。

今、イギリスは、プライベートクリニックの病床を買い取る(病床数を増やす)、
人工呼吸器の製造を増やす方向で取り掛かっているようです。
感染者数がパンクして医療が行き届かない・・・なんてことが無いよう、対策が必要です。
そこで、たとえ軽度でも症状があれば、7日間外出を控えるよう要請されています。
Coronavirus: Five ways hospitals will change to tackle the pandemic

ただし、イギリスでは、外出禁止や休校命令は出ていません。
他のヨーロッパ諸国では、これらの命令が出た国もあるようです。
だから、イギリス政府もそうすべきだ、との不満の声が上がっています。
一方で、外出禁止がどこまで効果的なのかというと、根拠は薄いです。

↓の記事を詳しく読めば、イギリスが科学に基づいて判断する努力をしていることが分かります。
イギリス独自のウイルス対策、「国民の命を危険に」と多数の科学者反対
Why outbreaks like coronavirus spread exponentially, and how to "flatten the curve"
そう、イギリスは医学的知識をしっかり持っている。
ただ、医療システムが今ダメになってるから、十分な設備を整えられるのか?不安です。
私は、英政府の今回の判断は支持するけど、本当に実現できるのかについては疑問に思っています。


【経済停滞を防ぐために何ができるか】
もしかしたら、外出禁止命令を出さない判断は、経済の循環にはいいかもしれません。
休校命令を出さなかったことも、働く親には助かるかもしれない。
どちらにしてもある程度の経済低迷は避けられませんけどね。

イギリスの職場はテレワークも既に普及しているので、
「命令」が無くとも、個人の意思で自宅に引きこもる選択はできます。
実際、今週から、多くの人が在宅勤務 (Work From Home) を決めています。
本当に必要な人だけ出勤すればいいのです。

政府が「命令」を出すということは、公務員を出動させなきゃいけないから、経済的負担になります。
経済的救済措置も必要になるだろうし。
たった数週間・数ヶ月の自粛でウイルスは撤廃できないから、
外出禁止命令は現実的でないと私は思います。

ま、呼吸器が足りていない/すぐに足りなくなるのなら、止むを得ないのでしょうけど。
イギリスの医療は既にパンクしてるから、結局、どちらが良かったんでしょうね?

何度でもいうけど、何もしていない日本政府は論外です。
ヨーロッパではこんな風に議論が沸き起こっているけれど、日本は別次元にいますよね(泣)
自民党と医師会の繋がり、厚労省のブラックな職場環境・・・悪循環だらけ。


【最後に】
なぜ今日、これを書きたかったかと言うと、皆がウイルスを恐れるばかりに
政治・経済の諸問題が深刻化するのを心配したからです。
私は普通に仕事に行くし、電車に乗ります(在宅勤務できないタイプの職種だから)。
飲食店でご飯を食べるし、買い物にも行きます。
でも、それは私が若くて健康だから言えること。
何が正しいと言うつもりはなく、私はこうする、ということです。

肺炎も怖いけど、世界恐慌による貧困の蔓延も怖い。
ある意味、腹をくくって生きるしかない。
今は混乱せず、できることをきちんとして、耐え抜くこと。
手洗い・うがい、部屋の換気、ドアノブやスマホの除菌。
皆で情報を共有して、乗り越えましょう。

リリーでした(^^)/

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